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戦争反対

マヒが生まれた時に出産祝いで前職の事務員さんから扇風機をもらった。

マヒと同い年の扇風機。

最近お疲れ気味か首がうなだれている。

まっすぐ風がいくようにしていてもすぐに重みで下に風がいってしまう。

空気が循環するだけでもいいから、だましだまし使っていた。

「あうあうあーう!」\^0^/

チィちゃんが大好きなスイッチを押しまくる。

興奮気味に「あうあうあうーーう。あうっ!」

スイッチを押す・・・というより叩いた。

電源が入っていることを示すランプがついたまま羽は動かなくなった。

「あーあ。チィちゃんが壊しちゃったぁーーー!おやじぃー!」

「はいはい。見てたよ。どりゃどりゃ。」

(´ー`;)ふ〜

どこをどういじっても直りそうな気配はない。

「こりゃダメだ。」( ̄へ ̄)

短い命だったけど、よく働いてくれた。

「もうなおらないの?」( ゜0 ゜)

「たぶんねぇ。おほしさまになっちゃったよ。」

「おやじ?」

「ん?]

「暑いよ。」(×_×;)

た、たしかに・・・。(・_・);

こりゃ死ぬな。

「しょうがない、我慢してたけどクーラーつけるか。」

しかし戦時中はクーラーもないし食べ物もないし大変だったろうな。

終戦記念日が近づいてるからちょっとそんな気持ちにもなってたりして。

「マヒ。戦時中はもっと大変だったんだよ。」

そろそろ戦争や原爆の話をしてもいい頃かな?

いや、しなくちゃいけないのかも。

「せんじちゅーってなぁにぃ?」(^O^)

「ん?戦争中ってこと。戦争わかる?」

「しらね。」【゜Д゜】

「ジージがマヒくらいの時にね、アメリカと日本がケンカしてたんだよ。」

「勝った?」(^O^)

「負けちゃったよ。」

「アメリカ強いの?」(^O^)

「強かったね。でも日本の人はみんなで戦ったんだよ。」

「ジージも?」( ゜0 ゜)

「ジージは戦わなかったけど、お手伝いはしたよ。」

「マヒもお手伝いするー。」\^0^/

「大変だぞー。それに殺されちゃったりもするんだよ。」( ̄_ ̄ )

「やだ。」(○`ε´○)

「マヒとおやじが離れて暮らしたり、おやじだけ殺されちゃったり・・・。」

「やだやだっ!」┗|*`0´*|┛

「だろ?だから戦争はしちゃいけないんだよ。わかった?」

「マヒしないよ。」

「マヒがしなくても、まわりの人がみんなでするって言ったらどうする?」

「・・・・・・。」(;゜Д゜)

「マヒだけ置いてけぼりになっちゃうよ。」

「じゃ、やる。」^^;

ありゃりゃりゃりゃ。

「ダメーって反対しないの?お友達がケンカしてたら止めるでしょ?」

「あ、そうだった。」^^;

「だから戦争になりそうになったらみんなで止めようね。」

「おやじも?」L(゜0゜)」

「もちろん。おやじも殺されるのいやだもん。」

「じゃマヒもーー。」(^O^)

そうだ、時期的にそろそろ戦争関係のテレビがあるんじゃねぇか?

どれどれ。

ほーらあるじゃん。^-^

夜ならけっこう番組あるな。

これらを観せた方が理解は早そうだな。

何にしようかな。

やっぱ「はだしのゲン」だな。

これにしよう。

「マヒ、今日『はだしのゲン』観るぞ。」

「なにそれ?」( ゜0 ゜)

「ん?原爆の話。」

「『原爆』ってなに?」( ゜0 ゜)

「戦争の時にね、すごいたくさんの人がたった一発の爆弾で死んじゃったんだよ。」

「ふぅん。」(・_・)

あんまり実感わいてない。

「すっげぇ怖くない?たった一発であっというまにみんな死んじゃうんだよ。」

「たくさん?」

「そう、たくさん。」

「どんだけぇ〜〜?」(^O^)

あのなぁ。(-.-;)

一応使い方はあってるけどかなり不謹慎。

子供でもあんまり許されないな。

「マヒ、おやじ真面目な話してるから、そういう時はふざけちゃダメ。」

「はぁい。」( ´ー`)y

「何十万人も死んだんだよ。」

「なんじゅうまんにんって?」

「んー。マヒが知っている人全員とその家族全員とそのお友達全員・・・・。」

でも足りないなぁ。

改めてすごくたくさんの方が亡くなられたと思う。

「そんなにたくさん?」(;゜Д゜)

「そう。」

十分たくさんというのが伝わったかな。

「じゃ、みる。」 (屮´エ`)屮 

相変わらず「じゃ」の意味がわからないけど、まぁいいや。

ピンポ〜ン

「あれ?誰じゃ?こんな朝早く。」【゜Д゜】

先週、アパートの外壁をリフォームしてもらった塗装屋さんだった。

「おはようございます。」

「おはようございます。」

「実は大家さんからベランダもやるように言われまして。」

「はぁ。」

「それで今日一日だけ、また作業しますので。」

「はぁ。」

「それで水が出ると乾かないのでクーラーをつけないでほしいのですが。」

「あ、はい。わかりました。」

とは言ったものの。

「あ。」( ̄0 ̄;

このくそ暑ぃ日にクーラー無しか。

しかもたった今扇風機はご臨終となったばっかりだし。

さらにシンナーのにおいが入ってこないように窓も閉めておかなければ。

ひぇぇぇぇぇ。( ̄□ ̄;)

ありえねー。+o+

チィちゃん死んじゃうよ。

というわけで、おでかけおでかけ。^-^

と言っても行く所もないので近くの大きなスーパでお買いもの。

やばい。

近すぎた。

あっというまに着いたものの、生鮮食品を買ったら帰るしかない。

「しっかし買い物なんてどんなに長くても2時間だしなぁ。」

「どうする?」<( ̄^ ̄)>

「どうすっか。何かねーかなぁ?」(´ー`;)

スーパーの入口の壁に何か催し物らしきものが書いてある。

おっ。L(゜0゜)」

「『カールおじさんがやってくる!』かぁ。。これいいねぇ。」

「じゃぁ、お昼まで時間潰してお昼食べて、それ見て、お買いものだね。」

「さて、じゃぁ、おもちゃやさんでも行くか。」^-^

「やったぁーーー!」\^0^/

という感じで時間が過ぎてカールおじさんタイムになった。

コーナーにきれいなお姉さんがきていてどうやらゲームをするらしい。

200円分の明治製菓のお菓子を買うとそのゲームに参加できる仕組み。

「どうする?」

「まぁ、腐るもんじゃないからいいんじゃない?買ってあげれば?」

「マヒ、買っておいで。わかる?」

「うん。」( ^-^)o

遠目に見ていても上手に買えた。

風船ももらえた。

「これもらったよ〜。」\^0^

手にはゲーム参加券を握って俺たちに見せながら走ってきた。

「ほら、あそこに並んでおいで。何かゲームするみたいだよ。」

「おやじも。」<`〜´>>

「やだよ。一人で並んでこいよ。みんな一人で並んでるぞ。」

「じゃ、お母さん。」<`〜´>>

「お母さんもやだ。一人で並んでおいで。」

しぶしぶ一人で並んだ。(○`ε´○)

大きいサイコロを振って、目の組み合わせで貰える賞品が決まる。

お姉さんの横に賞品が山積みになっていた。

1等:高さ30センチくらいのカールおじさんのぬいぐるみ

2等:高さ15センチくらいのかーるおじさんの貯金箱

3等以下:見えない。

「あれ?1等と2等しかないのかな?」

「子供相手じゃ、あんまり差をつけちゃいけないんじゃない?」

「そういうことか。」

「はい。2等の貯金箱ぉ。おめでとう!次のお友達はどうかなぁ?」

ゲームが始まった。

なんだかんだ殆ど2等。

たまに1等。

いよいよマヒの番。

「よっし。どうせならぬいぐるみだ。」(^_-)-☆

「はーい!君はえーっとぉ。あれ?3等だぁ!おめでとう!」

工エエェェ(´д`)ェェエエ工工

ちっともおめでたくないだろ?( ̄へ ̄|||)

しかも「あれ?」って言ったな、「あれ?」って。

ある意味ゲーム始まって初めての3等だからすごいと言えばすごい。

・・・で何くれるんじゃ?

「はい。君にはカールおじさんのシールプレゼントォ!」

「・・・・・・・。」

「・・・・・・・。」

「・・・・・・・。」

場内がシーンとなった。

しかもこれ以上にないトドメ。

どこからともなく「かわいそう」という声が・・・。

「はーい、次のお友達はどうかなぁ?」

気持はわかる。

たぶん俺がやっていても同じこと言ったと思う。

「おやじぃ。これもらった。」( ̄へ ̄)

表情が硬い。

「お、おう。そうか。良かったな。」^^;

「あ!マヒ見てごらん!ほら。」

カールおじさん登場!

ナイスタイミング。

「ほら、行っておいで。写真撮ってあげるから。」(^_-)-☆

「うんーーー!」\^0^/

ふぅ。

けっこう嬉しそうにじゃれあってる。

良かった良かった。

「おやじー見てぇ〜♪」(^O^)

「ん?」

「ほらぁ〜。」

え?

(  Д ) ゚ ゚ 

「ねぇ?中、にんげん?ねぇ?人間??」

マヒィ・・・。

それは言っちゃいかんだろ。( ´ー`)=3

明治製菓へのささやかな反撃。

平和な時代の日本で良かったな。